健康の準備(保険・予防注射)

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世界長期旅行に出発する前にやるべきこと

長期旅行する場合、健康面のために必ずやってもらいたいことがあります。
それが、「海外旅行保険の加入」と「予防注射」「歯医者などの通院を済ませておく」「体を鍛えておく」ことです。

  • 予防接種注射をしておく
  • 海外旅行保険に加入する
  • 歯医者などの通院を済ませておく
  • 体を鍛えておく

この中でも保険と注射だけはマストでやっておいてほしいと思います。
旅先では何があるか分かりません。
では、保険はどんなものに加入し、価格はどのくらいなのか、また予防注射はどこでどんなものを打てばいいのかここでは解説したいと思います。

海外渡航のためのワクチン接種はなぜ必要なのか

海外においては日本にはない病気や疫病が発生・存在しています。
また、日本よりも感染の危険性は高くなります。
まず、予防接種をすることで自分自身が感染症にかかるリスクを下げ、周囲の人への二次感染予防にもなるのです。
さらにはブラジルなどの南米の熱帯地域やアフリカなど一部の国によっては入国の際に「予防接種証明書」提示を求められる国があります。
予防注射をしていなければ入国できないなんていう場合もあるかもしれないのです。
よって世界を旅するのであれば事前に予防接種はしておく必要があるでしょう。

何が必要かは渡航先の国や、渡航期間などによって異なりますので、事前に渡航先の感染症情報を調べていきましょう。
それによって自分の行く国にはどんな予防注射が必要か判断しましょう。

代表的な予防接種の種類

  • 黄熱:中央アフリカ、中南米に渡航するなら打っていきましょう。蚊によって媒介するウイルス性の全身性の感染症です。症状としては発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が出ると言われています。
    免疫を持たない渡航者は60%の確立で感染するとも言われいるそうです。上記でお話したのがまさにこれで、「黄熱予防接種証明書」を入国時に要求する国や乗り継ぎの時に要求する国もありますの注意です。
    黄熱ワクチンは生ワクチンのため、接種後28日間は他の予防接種をすることができないので注意です。接種スケジュールの最後に持ってくることをおすすめします。
    参考サイト:黄熱について 厚生労働省検疫所
  • 破傷風:破傷風の菌は世界中に存在しています。ケガをしてその傷口から感染します。発展途上国ではケガをするリスクが高いと思うので、これは必ず打っていくべきでしょう。
    一回の接種で10年間免疫がつきます。
  • A型肝炎:食べ物から感染します。初期は風邪と症状が似ています。、発熱、下痢、腹痛、吐き気・嘔吐、全身倦怠感などの症状です。
    アジアやアフリカや中南米などに長く滞在することを検討している場合打っていきましょう。
    ワクチンは2週間から一ヶ月の間に2回打ちます。
  • B型肝炎:このウイスルは全世界で約3億5千万人が感染しているそうです。
    B型肝炎ウイルスが肝臓に感染し炎症を起こすと慢性肝炎から肝硬変さらには肝がんへと進展する恐れのある怖い病気です。原因の多くは輸血や性交渉などによる感染が一般的のようです。
    一度のワクチン接種(感染)をしておけば、その後の生涯この感染症にはかからないと言われています。こちらもA型と同じで2回の接種が必要です。
  • 狂犬病:発病すると致死率100%という恐ろしい病気です。犬という文字があるので犬に噛まれなければいいのかと思うかもしれませんが、そんな単純な話ではありません。「狂犬病」に感染している動物に咬まれることで、感染します。アジアやアフリカでは犬や猫、アメリカやヨーロッパでは狐やアライグマ、スカンクやコウモリ、中南米ではマングースなどから感染の危険があるということです。感染すると、強い不安感におそわれ、高熱、麻痺、運動失調、全身けいれん、呼吸障害などが発症するということです。感染してから発症までの潜伏期が一ヶ月~三ヶ月といわれています。東南アジアなどのリスクがある場所で野生動物に咬まれた場合は、傷口を石鹸消毒水で洗い流し、直ぐに医療機関を受診してください。発症を予防するためにはできるだけ早いワクチンの接種が必要だということです。初回のワクチン接種を0日としてから、3日、7日、14日、30日及び90日の計6回接種するようです。
    予防ワクチンは3回打ちます(0、1週間、3-4週間)。 参考サイト:厚生労働省検疫所
    参考サイト:狂犬病に関するQ&Aについて 厚生労働省
  • 日本脳炎:日本脳炎ウイルスを保有する蚊によって起こる脳炎です。死亡率が高く後遺症を残すことが多く怖い病気です。
    流行しているのは東南アジア全域です。一ヶ月スパンで2回接種が必要で、一年後に追加で一回打つと免疫ができます。その場合、4~5年は有効になるといわれています。
  • ポリオ:ポリオウイルスは人の口から入り、腸の中で感染し、急性麻痺が起こる病気です。
    感染リスクがある場所としては、パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアなどが挙げられます。ワクチンは不活化ワクチンを2回打ちます。
  • ジフテリア:ジフテリア菌の感染により2~5日間の潜伏期後、腎臓、脳、眼の結膜、中耳、喉などに感染して毒素を出す病気です。
    この毒素で昏睡や心筋炎などの全身症状が起こる可能性もあり、その場合致死率は5~10%だと言われています。ロシアに行く際には打っていきましょう。1回の追加接種で10年間有効な免疫がつくといわれています。
  • 麻しん(はしか):人のみに感染するウイルスで感染すると約10日後に風邪の症状が出て、その後40度近い高熱と発疹が出ます。
    また感染力が強く、空気感染もしますのでワクチン接種による予防をするのが一番です。
    東南アジア、中近東、アフリカなどの地域で感染リスクがあります。幼児期のワクチン予防接種をしていると思いますが、長期間経過していたりすると抗体価が低下し発症するリスクもあるということです。
  • 風しん:風しんウイルスによって起こる急性の発疹性感染症です。感染すると、約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れが出ます。
  • 腸チフス、パラチフス:感染した人の便や尿に汚染された水や氷や食べ物をとることで感染します。口から菌が入り、腸にいき、血液に入っていきます。ということもあり、下痢としての症状にはならないようです。
    1~3週間は何も症状がないのですが、後から高熱や全身の倦怠感がやってきます。最悪、腸から出血したり穴が開く可能性もあるという怖い病気です。
    感染リスクが高いところは東南アジア、アフリカ、カリブ海、中央・南アメリカだとされています。

マラリアは注意

一点、マラリアは注意が必要です。
マラリアには予防接種というものがありませんので、飲むタイプの予防薬が必要になります。
マラリアの発生する可能性がある国に入国したタイミングでその錠剤を飲みましょう。

健康・安全に投資する

少しでもリスクを考えるなら注射していきましょう。
ケチケチして現地で大変な目に遭わないためにもここは投資するのです。
どんな注射が必要か分かったかと思います。
最低でも、AB肝炎、狂犬病、黄熱病このあたりは必須でしょう。あとは、お好みでとういう形が多いです。
私は総額で11万円程かかりましたが、これら全てを打つとなると大抵はそのくらいはいくようです。
注射に10万もかけてられないという方もいるでしょうが感染リスクを考えたら安いものだと思います。
どうしても安く済ませたいのなら海外で打つという手もあります
私はバンコクのスネークファームにある赤十字系クリニックという場所で黄熱と腸チフスを打ちました。
安く済ませるなら出国して間もない時期に海外で打つというのも手です。

スケジュールと場所

スケジュール感としては丸々一カ月見ておけば丁度いいでしょう。
狂犬病など一部のワクチンは二回から三回に分けて打たなければなりません。
打つ場所ですが、病院になります。
まずは家から一番近い病院に電話で問い合わせます。
もし、予防注射をやっている病院であればしめたものです。
病院によってはやってない場所もありますので、その場合は予防注射を受け付けている病院名を紹介してもらいましょう。
インターネットで、「地域名+予防注射」と検索すればウェブ上ても探せると思いますので、探してみましょう。

海外旅行保険に加入する

次に海外旅行保険です。これは必須になります。
海外旅行に行かれたことがある方なら5千円くらいの掛け捨ての海外旅行保険を空港で加入した経験が少なからずあるかと思います。
クレジットカードに付与されていたり、航空券を買う際にセットで購入できたりもします。
長期旅行で行く場合は、期間に応じて値段も変わってきます。
料金目安としては、大体半年の場合は5万円から7万円程度、一年の場合は12万円程です。一年以上の場合はそれ以上かかってきます。
三ヶ月であればもっと安くなります。
長期海外旅行保険を提供している保険会社はそんなに多くはないので、選ぶのに困ることはないでしょう。
クレジットカード付与の場合は費用はかかりませんが、注意すべき点として、保証内容が薄いということが挙げられます。
例えば盗難に遭った際の損害補償が無かったり、補償額が低めだったりします。
手厚い保険をかけることで万が一に備えることも安心を得ることに繋がります。

国民健康保険や社会保険を使うという選択肢はどうか

あまり費用がかけられないという場合、もちろん海外でも国民健康保険や社会保険は使えますのでそれも一つの手です。
ただ、帰国後に必要書類を社会保険事務所に申請しなければなりません。
つまり先に立替なければならないということです。(海外保険のようにキャッシュレスサービスがないため)
仮に費用がかかった場合旅の資金を切り崩すことになります。
これでは本末転倒です。
仮に例えば医療費が10万円かかったとした場合、本来日本でなら1万円で済んだ内容であるとするなら、9万円が戻ってくるという要領です。
また、海外旅行保険では適用されない歯医者なども使えます。
ただ、携帯品の保証を含め、交通事故や他にも保険の適用範囲外の種類が沢山ありますので注意が必要です。
だからこそ海外旅行保険に加入をオススメするのです。
もし、海外旅行保険を持っていれば、渡航先で支払う医療代はほぼゼロで済みます。

カード付与のものはどうか?

私は三ヶ月くらいの短期の世界一周旅行であれあカード付与のものでも十分だと思っています。
中には世界中の空港ラウンジを使えるカードもありますので、健康保険の代わりにカードを作っていくのも手です。
ただ、気をつけるべきが何点かあります。

  • 3ヶ月間しか有効期限がない
  • 病気での死亡は保険対象にはならない
  • 金額が少ない(特にゴールドやプラチナでない場合は特に)また合算計算になる
  • 自動付与ではなく利用付与のケースがある
  • 保険会社によるキャッシュレスサービスがないケース

参考サイト:海外旅行保険付帯クレジットカードの落とし穴 海外旅行保険を安くする方法

大抵クレジットカード付与の海外旅行保険の場合、期間が短いのがネックです。
半年とか一年の旅となるとちょっと短すぎます。
また、病気での死亡は保険対象にはならないなどの制約や、保証金額が薄いことが挙げられます。
ただ、このケースの場合は保険付きカードを複数枚持つということでクリアできそうです。
あと、一枚のカードで使える保険金額は都度リセットではなく合算になるので、200万円で10万円使ったら次回からは190万円~という要領になります。
さらには、自動付与ではなく(ただ所持していれば使える)、行きの航空券や空港までの交通費をクレジット払いで行う必要(利用付与)があるケースもあります。
最後には、現地でのキャッシュレスサービスが使えるものもありますが、使えないものもあるのが注意点です。
使えない場合費用を立替えなければならないのです。
以上から考えてみると、カード付与の海外旅行保険は長期海外旅行には向かないという結論になります。

歯医者などの通院を済ませておく

長期の旅行に出る前には通院は済ませておきましょう。特に歯医者です。
というのも歯医者というのは海外旅行保険の適用外となっています
旅行の途中で虫歯になったりした場合、日本であれば千円~二千円で済む内容にも関わらず、高い治療費を払わなければいけないと状況にもなりかねません。
長期の旅に出る前は歯医者で治療を済ませて、完全な状態にしていきましょう。
また歯医者以外にも何か通院しているのであれば完治させていきましょう。

体を鍛えておく

旅を継続するには当然ですが体力が必要です。
十数キロのバックパックを背負って(または引いて)世界中を廻るわけですから当然筋力は必要です。
アスリートではないので筋肉隆々になる必要はないですが、ある程度の筋持久力はつけておきたいものです。
旅に出発する前二ヶ月前くらいから走りこみや自重を使ったトレーニングを行いましょう。
個人的にオススメするメニューをご紹介します。

  • ランニング 30分~1時間
  • ジムワーク30分~1時間
  • 腕立て、腹筋、背筋、懸垂
  • ストレッチ

これをできれば毎日、難しければ2日に一回を継続していきましょう。
やはり、体をつくっていくだけ大分旅行も楽になると思います。
免疫もつきますので、風邪にもかかりにくくなります。
さあ、旅に向けて体を鍛えておきましょう。

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